中国の旧正月、「春節」で多くの中国人観光客が訪れるなか、都内のデパートでは中国語など4か国語に対応する翻訳機を使って従業員が接客にあたる取り組みが始まりました。
東京・新宿にあるデパートでは中国人観光客が増える「春節」にあわせて大手電機メーカーのNECが開発した小型の翻訳機を接客に活用する取り組みをきのう始めました。
この翻訳機は、例えば従業員が中国語で尋ねられると日本語に訳してディスプレーに表示するとともに日本語の音声にも変換します。
そして質問内容に応じるように日本語で答えると中国語に訳して表示し、音声でも伝えます。
この機械は英語と韓国語も翻訳できるということで、デパートでは今月25日まで試験的に活用して中国人をはじめ外国人旅行者への接客にどれだけ役立つか確認し導入を検討したいとしています。
小田急百貨店お客様サービス部の物永公仁統括マネージャーは、「中国人の観光客の中には通訳が売り場に到着するまでの時間が惜しいという人もいるので、ことばのやり取りで待たせなくて済むようになることを期待している」と話しています。
-- NHK NEWS WEB