読書好きの女性客などを取り込もうと、24時間営業のブックカフェを併設したホテルが名古屋市にオープンしました。
名古屋市の繁華街、栄地区に20日オープンしたホテルの1階には、およそ3000冊の本をそろえた24時間営業のブックカフェが併設されています。
女性を中心に読書好きの宿泊客を取り込もうと、本の種類は海外の美しい風景を写した写真集のほか、ミステリーなどの小説がメインになっています。カフェは宿泊客以外も利用することができ、本や飲み物を買わずに読書スペースとして使うことも可能です。
カフェを利用していた40代の女性は「置いてある本が最近見ない珍しい本ばかりで驚きました。これからも使いたい」と話していました。
ホテルを運営する会社の増井香織マネージャーは「実際の旅行と本の中で旅することを一体化しました。旅行中の人だけでなく地元の人も入りやすい施設にしていきたい」と話していました。
名古屋駅の周辺や栄地区ではホテルの進出が相次いで、競争が激しくなっていることから、それぞれの施設が独自のサービスを求められる傾向が強まっています。
-- NHK NEWS WEB