アメリカのトランプ大統領は、歴代大統領の「偉大さ」を専門家が評価するランキングで最下位となる一方、「アメリカを分断する大統領」のランキングでは1位となりました。
このランキング調査は、去年12月から先月にかけて行われ、政治学者など専門家170人がアメリカの歴代大統領44人を評価しました。
それによりますと「偉大さ」を100点満点で評価したランキングでは、1位が第16代大統領のリンカーンで95.03、2位は初代大統領のワシントンで、92.59、オバマ前大統領は71.13で8位でした。
これに対し、トランプ大統領は12.34で最下位となり、与党・共和党を支持する専門家に限った評価でも40位となりました。
一方、「アメリカを最も分断する大統領」のランキングではトランプ大統領がほかに大差をつけて1位となりました。
アメリカの世論調査会社ギャラップによりますと、就任から1年となるトランプ大統領の先月の支持率は38%と、第2次世界大戦後の歴代大統領で最低となる一方、就任後、30%台を割り込むことはなく、強い支持基盤があることをうかがわせています。
ことし11月にはトランプ政権への初の審判となる議会の中間選挙が控えていて、トランプ大統領がどのような政権運営を行うのか注目されます。
-- NHK NEWS WEB