アメリカ国民に「アメリカの最大の敵国」はどこか聞いた世論調査で、北朝鮮と答えた人の割合が過半数を占め、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への警戒感が急速に増していることが浮き彫りになっています。
アメリカの世論調査会社、ギャラップは今月1日から10日にかけて、全米の18歳以上の1044人を対象に電話での世論調査を行い、「アメリカの最大の敵国はどこか」聞きました。
それによりますと、北朝鮮が「最大の敵国」と答えた人は51%で、2位のロシア(19%)、3位の中国(11%)を上回り最も多くなりました。
北朝鮮と答えた人の割合は、前回おととしの調査の3倍以上で、反イラクの感情が高まったイラク戦争前の2001年の調査で、最大の敵国をイラクとした割合の38%を上回りました。
結果について、調査会社は「トランプ大統領とキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の言葉の戦争が影響した」と分析し、アメリカ国民の間で核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への警戒感が急速に増していることが浮き彫りになっています。
-- NHK NEWS WEB