兵庫県の20代の女性が今月中旬、民泊用の部屋があるマンションを訪れたあと行方がわからなくなっていることが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、この部屋に滞在していたアメリカ人の男を女性を監禁した疑いで逮捕し、女性の行方について捜査しています。
行方がわからなくなっているのは兵庫県三田市に住む会社員の20代の女性で、捜査関係者などによりますと、今月15日、「知り合いの男性と大阪で会う」と知人に伝えたあと行方がわからなくなり、家族から警察に届けが出されていました。
警察が調べたところ、女性はインターネットのSNSでアメリカ人の20代の男と連絡を取り合っていたと見られ、男は1週間ほどの予定で大阪・東成区にあるマンションの民泊用の部屋に滞在していました。
建物の入り口の防犯カメラには、女性と一緒に建物に入る様子が映っていたということで、警察は22日、女性を監禁した疑いで逮捕しました。
防犯カメラの映像では女性が建物から出たことは確認できず、その後の行方はわからないということです。
現場のマンションのオーナーの男性によりますと、マンション内の1部屋を民泊用に貸し出し、男性の息子が経営しているということです。
男性は「逮捕された男は、民泊用の部屋に1週間ほど滞在する予定だったと聞いている」と話していました。
近くに住む73歳の女性は「おととい10人くらいの警察官がマンションに出入りしていたので、何かあったのかと思った。このマンションで民泊をやっているとは知らず、事件が起きてびっくりしている」と話していました。
警察は、部屋の状況を詳しく調べるとともに女性の行方について捜査しています。
-- NHK NEWS WEB