皇太子さまは、世界各地の水をめぐる問題を話し合う国際会議「世界水フォーラム」に出席するため、来月、ブラジルを訪問されることになりました。
宮内庁によりますと、皇太子さまは、来月16日、民間機で日本を出発し、アメリカのマイアミに立ち寄ったあと、ブラジルに入られます。
そして、現地時間の19日、首都ブラジリアで世界各地の水をめぐる問題を話し合う国際会議「世界水フォーラム」の開会式に出席して、お言葉を述べられます。また、同じ日に行われる水と災害をテーマにしたパネルディスカッションで基調講演をされる予定です。
このほか、ブラジルの大統領が主催する昼食会に出席したり、日本の政府や企業による水問題への取り組みなどを紹介する展示を視察したりして、来月22日に帰国される予定です。
皇太子さまは、国連の「水と衛生に関する諮問委員会」で、平成27年まで8年にわたって名誉総裁を務めるなど、水の研究で国際的に高い評価を受けていて、「世界水フォーラム」にも過去に3度、出席されています。
また、前回の韓国と前々回のフランスで開催されたフォーラムには、ビデオでメッセージを寄せていて、皇太子さまが会議に出席されるのは9年ぶりになります。
-- NHK NEWS WEB