兵庫県の20代の女性の行方が大阪のマンションを訪れたあとわからなくなっている事件で、女性の携帯電話の位置情報がマンション周辺で途絶えていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察はアメリカ人の男を女性を監禁した疑いで逮捕していますが、捜査関係者によりますと容疑を否認しているということです。
捜査関係者などによりますと、兵庫県三田市に住む20代の会社員の女性は、今月15日に「知り合いの男性と大阪で会う」と知人に伝えたあと大阪・東成区にあるマンションに入ったのが防犯カメラの映像で確認されたのを最後に、行方がわからなくなっています。
捜査関係者によりますと、女性は無料通話アプリのLINEでアメリカ人の26歳の男と連絡を取っていて、翌16日の午前0時ごろ、大阪のJR森ノ宮駅で落ち合ったと見られることがわかりました。
この男は先月来日し、当時はこのマンションの民泊用の部屋に滞在していたということで、防犯カメラの映像から、森ノ宮駅から400メートルほど歩いて女性と一緒にマンションに入ったと見られます。
女性の携帯電話の位置情報は、このマンション周辺で途絶えていたということで、警察は22日、女性を監禁した疑いで男を逮捕しました。
防犯カメラの映像では女性がマンションから出る様子は確認できず、警察は周辺を検証をして行方を捜査していますが、依然、わからないということです。
捜査関係者によりますと、男は「わかりません」と容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB