インターネットのSNSを通じて知り合った栃木県内の女子高校生を誘い出して自宅に連れ去ったとして、東京の47歳の会社役員の男が、未成年者誘拐の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、東京・世田谷区の会社役員、山口正勝容疑者(47)です。
警察によりますと、山口容疑者はSNSを通じて知り合った栃木県内に住む17歳の女子高校生を誘い出し、今月18日未明、車で自宅に連れ去ったとして、未成年者誘拐の疑いが持たれています。
娘がいなくなったという父親からの届け出を受けて警察が行方を捜したところ、23日、広島県内で博多行きの新幹線に乗っている女子高校生を見つけて保護しました。女子高校生にけがはありませんでした。
警察によりますと、高校生は今月18日から23日の明け方まで山口容疑者の自宅にいて、さらに遠くに行きたかったと話しているということです。
また、「勉強に悩んでいて家出をする」という趣旨の手紙を自分の部屋に残していて、SNSに「家出したい」という投稿をしていたということです。
山口容疑者は調べに対して、容疑を認めているということで、警察は詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB