国公立大学の2次試験が、25日から全国160の大学で一斉に始まりました。
このうち東京・文京区の東京大学では午前8時すぎに正門が開かれ、受験生たちは自分の受験番号を確認しながら、緊張した面持ちでそれぞれの試験会場に向かいました。
高校3年の男子生徒は「今まで支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを持って、精いっぱい、最後の1秒まで諦めずに解答したいです」と話していました。
文部科学省によりますと、国公立大学に願書を提出した受験生は延べ46万5708人で去年より5078人、少なくなっています。
志願倍率は、国立大学が4.2倍、公立大学が6.3倍で、全体では4.6倍と、去年と比べて0.1ポイント減りましたがほぼ同じ水準となっています。
大手予備校などによりますと、ことしも好調な就職事情を背景に経済学部や商学部など文系学部の人気が高くなっていますが、理系でも人工知能を扱う情報工学などの学部は人気を集めているということです。
2次試験の合格発表は、国立大学が来月6日から、公立大学が来月1日から、それぞれ行われます。
-- NHK NEWS WEB