25日、閉幕したピョンチャンオリンピックでは、選手たちがSNSを積極的に活用し、素顔が見られるなどとファンたちが歓迎した一方で、選手を非難するような書き込みも行われ、課題も浮かび上がりました。
25日に閉幕したピョンチャンオリンピックでは、選手たちがSNSを使って、みずから情報発信を行い、ファンとの交流を図りました。
このうち、スピードスケートの女子500メートルで、金メダルを獲得した小平奈緒選手と銀メダルの韓国のイ・サンファ選手は、レースから2日後、一緒にインスタグラムでライブ配信を行いました。
2人は顔を寄せ合いながら、日本語や韓国語、英語を使って、好きな食べ物などについて語り合い、真剣勝負を終えたあとの仲むつまじいほのぼのとしたやり取りが話題となりました。
また、スノーボードの女子スロープスタイルなどに出場したイギリスの選手は、選手村の部屋や食堂の様子などを紹介する動画を投稿し、オリンピック最終日までにおよそ50万回再生され、こうした発信を、ファンたちは、素顔が見られるとか、選手との距離が近づくなどと歓迎しました。
一方で、ショートトラックの女子500メートル決勝で、韓国の選手と接触し、銅メダルを獲得したカナダの選手に対して、非難の書き込みが相次ぐなど、選手個人への攻撃が問題視されたほか、選手の投稿が企業の宣伝にも利用されるのではないかとの指摘が出るなど、課題も浮かび上がりました。
-- NHK NEWS WEB