自動車メーカー「ポルシェ」の日本法人、「ポルシェ ジャパン」はインターネットでカタログを請求した顧客など、2万8000件を超えるメールアドレスが不正アクセスで流出したほか、氏名や住所、それに年収などの個人情報も流出した可能性があると発表しました。
「ポルシェ ジャパン」の発表によりますと、流出したのは2000年から2009年の間に、インターネットでカタログを請求した顧客の2万3151件のメールアドレスです。
また、顧客が入力した氏名や住所、電話番号、それに年収などの個人情報も流出した可能性があるということです。
このほか、2015年7月に行ったキャンペーンに応募した顧客のメールアドレスも流出し、合わせて2万8722件の個人情報が流出したということです。
会社によりますと、先月下旬から今月上旬にかけて、顧客の情報の管理を委託しているサーバー会社のデータベースに複数回にわたって不正アクセスがあったということです。
情報にはクレジットカードの番号などは含まれず、悪用され、被害を受けたという連絡は入っていないということですが、会社では詳しい調査を急ぐとしています。
「ポルシェ ジャパン」は「お客様にご心配とご迷惑をおかけし、おわび申し上げます。今回の事態を厳粛に受け止め、顧客情報を預かる体制の総点検と再発防止に取り組みます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB