さいたま市の運送会社の幹部が、駐車違反をした運転手の身代わりに別の社員を警察に出頭させたとして、犯人隠避の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、広島県の運送会社「シモハナ物流」のさいたま市にある浦和営業所の統括、井窪智康容疑者(40)や、幹部社員の香取健吾容疑者(39)ら3人です。
警察によりますと、3人は、去年3月、勤務中に駐車違反をした運転手の身代わりに、ふだん業務で運転していない香取容疑者を警察に出頭させたとして、犯人隠避の疑いが持たれています。
調べに対し3人は容疑を認めたうえで「営業所の方針として身代わり出頭を行った」と供述しているということです。
警察によりますと、3人は運転手が免許停止になり業務に支障が出ることを避けようと、数年前から20回にわたって身代わり出頭を行っていたと見られるということです。
警察は、組織的に身代わり出頭を繰り返していたと見て、調べています。
-- NHK NEWS WEB