兵庫県三田市の２７歳の女性と見られる遺体が、大阪にある民泊用の部屋などで見つかった事件で、女性を監禁した疑いで逮捕されたアメリカ人の男が、ほかの複数の女性を滞在先のマンションに招き入れた疑いのあることが、捜査関係者への取材でわかりました。いずれも無事が確認され、警察は男が女性との接点を広げていく詳しい経緯を調べています。
兵庫県三田市に住む、会社員の２７歳の女性が、今月１６日から行方不明になり、２４日、この女性と見られる遺体の一部が、大阪・西成区にあるアパートの民泊用の部屋でスーツケースの中から見つかりました。
捜査関係者によりますと、この部屋を予約し、女性を監禁した疑いで逮捕されたアメリカ人のバイラクタル・エフゲニー容疑者（２６）は、調べに対し、女性の遺体を遺棄したことを認めているということで、供述に基づいて警察が２５日夜に捜索した結果、大阪・島本町や京都市山科区の山中から遺体のほかの部分が発見されました。
警察は滞在していた大阪・東成区のマンションの防犯カメラを詳しく調べたところ、バイラクタル容疑者と見られる男が、ほかの複数の女性をマンションに招き入れていた疑いのあることが捜査関係者への取材でわかりました。
いずれの女性もその後、マンションから出て無事が確認されたということです。
容疑者は見知らぬ利用者どうしが連絡を取り合える、マッチングアプリと呼ばれるスマートフォンなどのアプリで、複数の女性とやり取りしていたということで、行方不明の女性も含まれていたと見られています。
警察は発見された遺体が行方不明の女性と見て、確認を進めるとともに、容疑者が先月に来日して以降、女性との接点を広げていく詳しい経緯を調べています。
-- NHK NEWS WEB
