兵庫県三田市の27歳の女性とみられる遺体が大阪や京都で見つかった事件で、遺体がいずれも鉄道の駅から比較的近い場所に遺棄されていたことから、警察は、女性を監禁した疑いで逮捕されたアメリカ人の男が電車で運んだ疑いがあるとみて、駅の防犯カメラを集中的に捜査しています。
この事件では、行方がわからなくなっている兵庫県三田市の会社員の27歳の女性とみられる遺体の一部が大阪 西成区のアパートの民泊用の部屋で見つかり、女性を監禁した疑いで逮捕されていたアメリカ人のバイラクタル・エフゲニー容疑者(26)の供述にもとづき、25日、大阪と京都の山林からほかの部分も発見されました。
西成区のアパートはJR大阪環状線の駅から数百メートルほどのところにあり、大阪と京都の山林は、いずれもJR東海道線の沿線で、駅から2キロ以内の比較的近い場所に遺体が遺棄されていました。
捜査関係者によりますとバイラクタル容疑者は、今月16日の未明、滞在していた大阪 東成区のマンションに女性と一緒に入ったあと、大型のバッグを持って1人で何度もマンションを出入りしていたということです。
警察は、遺体をバッグなどに入れて電車で運んだ疑いがあるとみて、駅の防犯カメラを集中的に捜査しています。
-- NHK NEWS WEB