ピョンチャンオリンピックのフィギュアスケート、男子シングルで2大会連続で金メダルを獲得した羽生結弦選手が、所属企業の祝勝会に出席し、「金メダルといういちばん重いものを持って帰ることができてよかった」と大会の成果を報告しました。
26日に帰国した羽生選手は、27日朝から選手団の解団式に出席し、午後から日本外国特派員協会や日本記者クラブで会見を行った後、祝勝会のため、所属契約を結んでいる東京・港区の航空会社を訪れました。
羽生選手が現れると、会場に集まった社員が「FLY YUZU」とデザインされたタオルを広げて拍手で出迎えました。
そして、平子裕志社長が「本当にすばらしいカムバックだと思う。こん身の演技は忘れられない」とねぎらいの言葉をかけました。
これに対し、羽生選手は「金メダルといういちばん重いものを持って帰ることができてよかった」と大会の成果を報告したうえで、「成功をつかむことはどれだけ難しいか感じている。離陸や着陸といった当たり前の成功の中にたくさんの人が働いてサポートしている。そういう会社の一員として成功を持って帰ることができてうれしい」と応えていました。
この後、男子シングル66年ぶりとなる2大会連続の金メダルにちなんだ66本のバラの花束とともに、世界43都市に家族で自由に行けるファーストクラスの往復航空券が贈られました。
羽生選手は最後に金メダルを胸に社員たちと笑顔で記念写真に納まっていました。
-- NHK NEWS WEB