札幌市は50年ぶりの大雪に見舞われ、JR北海道は24日午前中、札幌駅を発着するすべての列車を運休し、除雪作業を行いました。午後になって列車の運行は再開されましたが、ダイヤの乱れが続いているほか、新千歳空港でも新たな欠航が出るなど影響が続いています。
札幌市では23日午後9時すぎ、96センチの積雪を観測し、12月としては昭和41年以来50年ぶりの大雪となりました。
猛吹雪や大雪のピークは過ぎましたが、JR北海道は24日午前中、札幌駅を発着するすべての列車を運休して線路の除雪作業を行い、午後1時前から列車の運行を順次再開しました。
JRによりますと、午後も列車の本数を減らして運転し、ダイヤの乱れが続いているということで、24日午後7時までに、特急54本や、新千歳空港と札幌などを結ぶ「快速エアポート」79本など、合わせて471本が運休したということです。
JRは、25日は通常どおりの運行を目指したいとしています。
一方、新千歳空港は、連休で利用客が多いうえ、欠航に伴って多くの人が便を変更したため、出発ロビーは大勢の人であふれかえり、搭乗手続きに時間がかかっています。
国土交通省新千歳空港事務所などによりますと、出発や到着が大幅に遅れる便が出ているほか、新千歳と羽田を結ぶ便など合わせて95便が欠航したり、欠航を決めたりしています。
航空会社によりますと、25日も機材繰りや空港の混雑により欠航が出るおそれがあるということで、最新の情報を確認するよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB