インターネットの「フリマアプリ」で知られる「メルカリ」が、スマートフォンのアプリを使って自転車を短時間貸りられるシェアリングサービスを福岡市で始めました。
27日はサービスの開始にあたり、福岡市でお披露目の催しが開かれ、メルカリの小泉文明社長が「福岡は道路が平たんで自転車の利用に適しているうえ海外からの観光客も多い。生活の場で多くの人に使ってもらえるサービスを展開したい」とあいさつしました。
このサービスは、スマートフォンに専用のアプリをダウンロードしたあと駐輪場に置かれた自転車のQRコードを読み取ると、鍵が解除されて1分当たり4円の料金で借りられる仕組みです。
福岡市中央区の薬局に設置された駐輪場には、早速、30代の女性が自転車を見に来て、「自転車はパンクの修理などメンテナンスが大変なのでふだんは主にバスを利用していますが、バスでは不便なところに行くときこのサービスを利用したい」と話していました。
会社によりますと、今後、設置場所を企業や個人の家の軒先などに増やすことを想定していて、3月中に駐輪場を50か所設置し、自転車を400台配置して、夏ごろまでには2000台程度に増やしたいとしています。
-- NHK NEWS WEB