22日、新潟県糸魚川市でおよそ150棟が焼けた大規模火災で、糸魚川市は24日夕方、360世帯余りに出していた避難勧告をすべて解除しました。市などはまちの再建に向けて、がれきの撤去やライフラインの復旧を急ぐことにしています。
22日午前、新潟県糸魚川市で起きた大規模火災では、火元のラーメン店のほか、住宅や店舗などおよそ150棟が焼け、住民と消防団員の合わせて11人がけがをしました。
この火災では、火元付近の大町1丁目と2丁目、それに本町の合わせて363世帯の744人に避難勧告が出されていましたが、糸魚川市は、道路のがれきの撤去や電気などライフラインの復旧にめどが立ったとして、24日午後4時、避難勧告をすべて解除しました。
この火災では、延焼した住宅などおよそ150棟のほとんどが全焼していると見られ、市の災害対策本部は、公営住宅や民間のアパート、それに企業が所有する社宅などに、被災した人たちが入居できるよう対応を急いでいます。
また、市と県は、住宅や店舗の被害状況の確認を進めるとともに、まちの再建に向けて、がれきの撤去やライフラインの復旧などを進めることにしています。
-- NHK NEWS WEB