仕事で忙しくても子どもには安全・安心な食事を食べさせたいという子育て中の中国の母親たちに、電子レンジで温める日本の「パックごはん」をアピールすることで、日本産のコメの輸出拡大につなげようという催しが、中国南部の広州で行われました。
この催しは、日本産のコメの輸出拡大を目指す日本の農協や企業などで作る団体が中国南部・広東省の広州で開いたもので、子育て中の母親たち5人が参加しました。
催しでは、電子レンジで温めるだけで簡単に食べられる日本の「パックごはん」が紹介され、参加者たちはふりかけと一緒に味わったり、リゾットに調理したりしていました。
参加した5人はふだんからSNSで情報発信を行っていて、早速、催しの写真や感想を投稿していました。
1歳の娘がいる母親は「高くても安全なら子どものために買いたいです。中国では白米だけでは食べないので、付け合わせと一緒に売るなど工夫したほうがいいと思います」と話していました。
「パックごはん」は、検疫の条件が厳しい精米に比べ、中国への輸出がしやすいということで、主催した団体は今後もこうした催しを通じて仕事で忙しくても子どもには安全・安心な食事を食べさせたいという中国の母親世代にアピールし、日本産のコメの輸出拡大につなげたいとしています。
-- NHK NEWS WEB