中国で、日本を訪れる観光客の増加などを背景に日本のラーメンへの関心が高まる中、上海に日本のラーメン店だけを集めた施設が今週オープンし、週末の24日、大勢の中国人客でにぎわいました。
上海中心部のショッピングモールに今週オープンしたのは、日本の会社が運営する「拉麺競技館」と名付けられた施設で、中国で初めて出店する北海道から九州までの人気店7店がみそやしょうゆ、豚骨などこだわりのラーメンを提供しています。
オープンから初めての週末となった24日は大勢の中国人客が訪れ、それぞれの店の前には長い行列ができていました。
施設の運営会社によりますと、日本のラーメン店だけを集めた施設は中国では初めてだということで、出店している店は、これをきっかけに中国での本格的な事業展開を検討するということです。
中国では、日本を訪れる観光客の増加などを背景に日本のラーメンへの関心が高まっていて、えびを使ったスープが特徴の店を訪れた30代の女性は、「日本で豚骨ラーメンを食べたことがあるので、違う味も食べたいと思って来ました。えびの味が濃厚でとてもおいしいです」と話していました。
運営会社の松本勝社長は「中国の人たちは日本のラーメンに興味津々なので、半年から1年ごとに1店舗から2店舗ずつ入れ替えて、なるべく新しいものを紹介していきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB