大手電機メーカーの東芝は、メールサーバーが外部から不正なアクセスを受け従業員100人の電子メールの内容が流出したおそれがある、と発表しました。
発表によりますと、東芝は今月10日、社内の情報システムが外部から不正なアクセスを受けたおそれがあるという報告を、システムの監視を委託している企業から受けました。
東芝が調べたところ、会社のメールサーバーが不正なアクセスを受け、従業員100人のメールの内容や送信先のアドレスが流出したおそれがあることがわかったということです。
流出したおそれのあるメールの中には取引先とのメールもありますが、取り引きの内容や技術などの機密性の高い情報は含まれていないとしています。
東芝は実際にメールが外部に流出したことを示す具体的な情報はないとしていて、メールをやり取りしていた取引先に連絡するとともに、さらに調査を継続するとしています。
東芝は「今回の事態を厳粛に受け止め、原因の究明と再発の防止を徹底する」としています。
-- NHK NEWS WEB