来年春に卒業する大学生を対象にした会社説明会が１日解禁され、就職活動がスタートしました。人手不足を背景に、ことしも学生優位の「売り手市場」が続く見通しで、企業の間で人材の獲得競争が激しくなりそうです。
このうち、千葉市の幕張メッセで開かれた合同企業説明会では、およそ６７０社の企業が参加し、開場前から多くの学生が列を作りました。
新卒の大学生などの就職活動は、経団連の指針に沿って行われ、１日から会社説明会、６月から採用面接が解禁されます。
就職情報会社によりますと、人手不足などを背景に企業の採用意欲は強く、ことしも学生優位の「売り手市場」が続く見通しだということです。
会場では、企業の担当者が長時間労働の是正や育児や介護をサポートする体制など、働き方改革の取り組みを学生にアピールしていました。
参加した学生たちは「福利厚生や子どもが生まれたあとに仕事に復帰できる環境が整っているかをチェックしたい」とか、「仕事に追われるだけではなく、私生活の時間も大切なので、ワークライフバランスや給料について聞きたい」などと話していました。
-- NHK NEWS WEB
