アメリカの去年10月から12月までのGDP=国内総生産の改訂値が発表され、年率に換算した実質の成長率は、プラス2.5%と、速報値の段階から0.1ポイント下方修正されたものの、アメリカ経済の拡大を示す結果となっています。
アメリカ商務省が、28日発表した、去年10月から12月までのGDPの改訂値は、年率に換算した実質の成長率が、前の3か月に比べてプラス2.5%となり、市場の予想と同じ水準でした。
これは1月下旬に発表された速報値の段階から0.1ポイント下方修正されたものの、アメリカ経済の拡大を示す結果となっています。
項目ごとに見てみますと、企業の設備投資がプラス6.8%からプラス6.6%に下方修正されました。またGDPのおよそ7割を占める個人消費は、速報値の段階のプラス3.8%と同じで変わりませんでした。
一方、住宅投資は、プラス11.6%からプラス13%に、輸出は、プラス6.9%からプラス7.1%に、それぞれ上方修正されました。
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、アメリカ経済の先行きは引き続き力強いと見ていて、市場では、今回のGDPの結果も踏まえ、3月の会合で追加の利上げが行われるという見方が大勢を占めています。
-- NHK NEWS WEB