東京・葛飾区の認可保育所が、工事を担当する建設会社の資金繰りの悪化から建設が中断し、予定していた来月に開所できなくなり、区は子どもたちの受け入れ先の確保に向け対応を検討しています。
来月、開所できなくなったのは葛飾区東新小岩の私立の認可保育所「東新小岩四丁目保育園」です。
葛飾区によりますと、28日、保育所の工事を担当していた千葉県木更津市にある建設会社の代理人の弁護士から保育所の運営会社に対し「資金繰りが悪化し、自己破産手続きを始めることになった」などと通知があったということです。
この保育所には0歳から5歳までの合わせて46人が入る予定でしたが、建物は骨組みの途中までしか建設されていないため、区は子どもたちの受け入れ先の確保に向け対応を検討しています。
葛飾区の青木克徳区長は「待機児童対策に取り組む中、こうした事態になり誠に遺憾だ。来月以降も保育を提供できるよう、あらゆる手だてを講じていく」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB