1日のニューヨーク株式市場はアメリカのトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに高い関税を課す意向を明らかにし、中国などとの貿易摩擦が激しくなることへの懸念から売り注文が広がって、ダウ平均株価は一時500ドル以上値下がりしました。
1日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領が中国の過剰生産によってアメリカへ安く輸入されている鉄鋼などの製品が安全保障の脅威になっているとして、鉄鋼とアルミニウムに高い関税を課す意向を明らかにしたことを受けて、中国などとの貿易摩擦が激しくなることへの懸念が広がりました。
このため幅広い銘柄に売り注文が集まり、ダウ平均株価は一時500ドル以上値下がりしました。
市場関係者は「トランプ大統領の発言を受けて鉄鋼とアルミニウムの関連銘柄は急騰したが、その他の業種は軒並み値下がりしている。ダウが2万5000ドルの大台を下回ったことも投資家の心理を悪化させ、売り注文につながっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB