ことし1月の国の税収は、好調な企業業績を反映して株式の売却益や配当にかかる税収が大きく伸びたことから、5兆4200億円余りと前の年度の同じ月より14.3%増え、1月としては過去最高となりました。
財務省によりますと、ことし1月の国の税収は5兆4216億円で、前の年度の同じ月に比べ6700億円余り、率にして14.3%増え、1月としては過去最高となりました。
これは好調な企業業績を反映して、去年、株価が上昇し、毎年1月に集中して入る株式の売却益や中間配当にかかる税収が増えたことから、所得税が2兆9706億円と24.4%増えたためです。
また法人税も2446億円と19%余り増え、消費税も1兆4022億円と5%余り増えました。
この結果、今年度のことし1月までの国の税収は累計で37兆69億円と、前の年度の同じ時期に比べて6.4%増えました。
財務省は今年度の国の税収を57兆7120億円と見込んでいますが、見込みを上回るかどうかは3月期決算の企業の法人税の実績によるとしています。
-- NHK NEWS WEB