新潟県糸魚川市でおよそ150棟が焼けた大規模火災で、市では被害を受けた地域の道路に散乱しているがれきの撤去を25日にも終えるとともに、自宅を失った人たち向けに公営住宅や民間アパートなどおよそ200戸を用意するなど、今後、本格的にまちの再建に向けた取り組みを進めることにしています。
今月22日、新潟県糸魚川市で起きた大規模火災では、火元のラーメン店のほか住宅や店舗などおよそ150棟が焼け、住民と消防団員の合わせて11人がけがをしました。
糸魚川市は、火元付近の363世帯の744人に出していた避難勧告を、24日、すべて解除しました。
市によりますと、被害を受けた地域の道路に散乱しているがれきについては、25日中にも撤去を終えることができる見通しだということです。
また、延焼した住宅などおよそ150棟のほとんどが全焼していると見られ、市では25日から被災した人を対象に公的な支援を受けるために必要な「り災証明書」の発行を始めることにしています。
さらに、自宅を失った人たち向けに公営住宅や民間アパート、それに企業が所有する社宅などおよそ200戸を用意することにしていて、今後、本格的にまちの再建に向けた取り組みを進めることにしています。
-- NHK NEWS WEB