2日のニューヨーク株式市場は、アメリカのトランプ大統領が異例の輸入制限措置を発動する意向を示したことへの懸念からダウ平均株価は一時390ドル以上下落しましたが、その後は買い戻しの動きも出て前日より70ドル値下がりして取り引きを終えました。
2日のニューヨーク株式市場は、トランプ政権が検討している鉄鋼製品などへの輸入制限措置に各国が強く反発し、貿易摩擦が激しくなればアメリカ企業の活動にも影響が及ぶという見方から売り注文が集まり、ダウ平均株価は、一時前日より391ドル値下がりしました。
その後は取り引き終盤にかけて値下がりした銘柄を買い戻す動きも出て、結局、ダウ平均株価は前日より70ドル92セント安い2万4538ドル6セントで取り引きを終えました。
市場関係者は「各国から非難を受けてもトランプ大統領はツイッターで『貿易戦争だってかまわない』と投稿し態度を硬化させていることに投資家は懸念を深めている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB