兵庫県三田市の女性の遺体を遺棄したとしてアメリカ人の男が逮捕された事件で、警察は男が女性と知り合うために使ったと見られるスマートフォンのアプリの記録を得るため、アメリカの捜査当局に協力を要請する方針を決めたことが捜査関係者への取材でわかりました。
アメリカ人のバイラクタル・エフゲニー容疑者(26)は、兵庫県三田市の27歳の会社員の女性の遺体を大阪や京都の合わせて4か所に遺棄した疑いで、2日、身柄を検察庁に送られました。警察によりますと、調べに対して黙秘しているということです。
これまでの捜査でバイラクタル容疑者は、ことし1月末に来日後、見知らぬ利用者どうしが連絡を取り合えるマッチングアプリと呼ばれるスマートフォンなどのアプリでやり取りしていて、被害者の女性ともこのアプリで知り合ったと見られています。
このアプリを運営しているのはアメリカの会社で、警察は、記録を得る必要があるとして、現地の捜査当局に協力を要請する方針を決めたことが捜査関係者への取材でわかりました。
女性は先月16日の未明、バイラクタル容疑者と会ったあと事件に巻き込まれたと見られ、警察は、容疑者が女性が亡くなった経緯について知っていると見て殺人の疑いでも捜査しています。
-- NHK NEWS WEB