経済成長によって中間層が増え健康への意識が高まっているインドネシアで、日本の企業などが参加する健康や長寿をテーマにした展示会が開かれています。
この展示会はJETRO=日本貿易振興機構が3日からインドネシアで開いているもので、首都ジャカルタの会場には、日本の食品や医療品、それに介護用品のメーカーなど50の企業や団体が、健康や長寿に関する商品やサービスを紹介するブースを設けています。
このうち、ブラシ部分が回転する歯ブラシを製造している大阪の会社は、会場を訪れた人たちに実際に歯を磨いてもらい、使い心地などについて調査をしていました。
また、会場には、スポーツを通した健康の向上について理解を深めてもらおうというコーナーも設けられ、岡山を拠点に活動するバレーボール女子のチーム、岡山シーガルズの選手たちが、会場を訪れた人たちにトスやレシーブなどの基本動作を指導していました。
インドネシアでは、経済成長によって中間層が増えているのに伴い、健康への意識が高まっています。
JETROジャカルタ事務所の春日原大樹所長は「東南アジアでは、今後は健康産業のニーズが高まるので、私たちとしてもこうした分野の日本企業を支援していきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB