週明けの5日の東京株式市場は、アメリカのトランプ大統領が発動する意向を示した鉄鋼製品などへの異例の輸入制限措置への懸念から売り注文が次第に広がり、株価は値下がりしています。
日経平均株価、午前の終値は先週末の終値より138円3銭安い2万1043円61銭。
東証株価指数=トピックスは11.85下がって1696.49。午前の出来高は6億5255万株でした。
市場関係者は「先週、トランプ大統領が発動する意向を示した、鉄鋼製品などに高い関税を課す輸入制限措置をめぐり、EU=ヨーロッパ連合や中国などとの間であつれきが深まっていて、企業の業績に悪影響が及ぶことへの懸念から売り注文が出ている。また、外国為替市場で、円高ドル安が続いていることも株価を下押しする材料になっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB