働く世代の運動不足解消につなげようと、いわゆる“スニーカー通勤”を勧める強化週間が5日から始まり、スポーツ庁の鈴木大地長官が実践する企業などを視察しました。
スニーカーなど歩きやすい服装での通勤は、働く世代の運動不足を防ぎ、健康増進につなげようと、スポーツ庁が勧めているもので、5日から今月18日までが強化週間となっています。
5日は鈴木長官が、スニーカーでの通勤や勤務を実践している東京・墨田区の大手飲料メーカーを視察し、出勤してきた女性から「2つ手前の駅から2キロほど歩くが、仕事の考えが整理されるのでよい取り組みだ」など感想を聞いたり、社員がスニーカーのまま会議をしている様子を確かめたりしました。
また、鈴木長官は東京・渋谷区のデパートの歩きやすい服装を紹介する特設コーナーも訪れ、「男性はスーツにスニーカーを合わせるのが最先端のファッションだ」と説明を受けたあと、さまざまなスニーカーを試してPRしました。
“スニーカー通勤”は、スポーツ庁の取り組みにおよそ250の企業や団体が賛同しているということで、鈴木長官は「多くの人にスポーツをしてもらうには、経営やファッションの観点からの参画も大切で、さまざまな業界と一緒に推進していきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB