食品メーカーの「アサヒグループ食品」と「アイクレオ」は、販売している粉ミルクの一部に酸化を防ぐ窒素ガスの量が不十分なものがあるとして、合わせて5万6000個余りを自主回収すると発表しました。
「アサヒグループ食品」が回収するのは、「レーベンスミルク はいはい
スティックパック」と、この商品の試供品の一部、それに「フォローアップミルク ぐんぐん スティックパック」という商品です。賞味期限が来年の7月11日から8月17日のおよそ4万5200個が対象です。
またアサヒグループ食品に粉ミルクの製造を委託していた「アイクレオ」が回収するのは、「アイクレオのフォローアップミルク スティックタイプ 13.6g×10本」とこの商品の試供品に当たる「アイクレオのフォローアップミルク スティックタイプ 13.6g×5本」です。賞味期限が来年の7月18日から25日の1万800個余りが対象です。
いずれの会社も健康への影響はないと説明しています。今のところ被害の情報も寄せられていないということです。
商品を製造したアサヒグループ食品によりますと、ことし1月に栃木県にある工場で粉ミルクの生産ラインを新設した際、窒素ガスを入れる装置の調整が不十分だったということです。
アサヒグループ食品は「心配と迷惑をおかけし深くおわびします。今後は、品質管理体制の強化に努めます」としています。
問い合わせ先は、アサヒグループ食品が0120−016−082、アイクレオが0120−747−288です。
-- NHK NEWS WEB