長崎県佐世保市のテーマパーク、ハウステンボスは、海に浮かぶ球体型のホテルを開発し、ことし夏のオープンを目指すと発表しました。
ハウステンボスは、1つ1つの部屋が海の上に浮かぶ「水上ホテル」を2年前から兵庫県の造船会社と開発を続け、6日和室と洋室の2つのタイプの部屋を初めて披露しました。
「水上ホテル」は直径6.4メートルの球体型で、2人から3人の宿泊を想定しています。ジェットバスや展望デッキも備え付けられ、波に揺られながら眺めを楽しむことができます。
安全対策として、小型のブイや緊急時にホテルの担当者に直通でつながる電話、それに脱出口などが備えつけられ、今月中に小型船舶として登録する予定だということです。
ハウステンボスでは今後、実証実験を行ったあと、来月末からの大型連休に合わせてモニター宿泊を始め、ことし夏に、まずは2つの部屋でオープンを目指すということです。
ハウステンボスの澤田秀雄社長は「いつもと違う非日常を楽しんでほしい。これからデザインも中身も機能も進化させて、世界の湖や海に展開できればと思います」と話していました。
-- NHK NEWS WEB