去年10月から12月までのGDP=国内総生産の改定値は、新たなデータを反映した結果、企業の設備投資が伸びたことなどから年率に換算した伸び率が実質でプラス1.6%となり、先月発表された速報値の段階のプラス0.5%から上方修正されました。
内閣府が発表した去年10月から12月までのGDP=国内総生産の改定値は物価の変動を除いた実質の伸び率が、前の3か月と比べてプラス0.4%となりました。
これを年率に換算しますとプラス1.6%となり、先月発表された速報値の段階のプラス0.5%から上方修正されました。
これは新たに発表された統計データを反映した結果、「企業の設備投資」がプラス0.7%からプラス1.0%に伸びたこと。また、企業の生産が増え、GDPでプラスに加算される「企業の在庫」が電子部品や鉄鋼製品などで増えたことが主な要因です。
一方、GDPの半分以上を占める「個人消費」はプラス0.5%で速報値から変わりませんでした。
この結果、GDPは8期連続、2年にわたってプラスが続いていることが改めて確認され、内閣府は「今回は国内の民間需要を中心とした健全な成長になっていて、今後、個人消費が力強さを増すかどうかが注目される」としています。
-- NHK NEWS WEB