関東で最大規模の乗馬クラブや競馬の騎手の養成学校を運営する千葉県の会社社長が、6年前に会社を設立したあと売り上げの税務申告をせず、消費税などおよそ2600万円を脱税したとして消費税法違反などの疑いで東京国税局から告発されました。
告発されたのは乗馬クラブの経営などを手がける千葉県芝山町の株式会社「ニューオリンピッククラブ」と、渡邉義男社長(74)です。
関係者によりますと、この会社は千数百人の会員が登録する関東で最大規模の乗馬クラブや競馬の騎手などの養成学校を千葉県内の施設で運営していますが、6年前に会社が設立されたあと、国税局の指摘を受けるまで一度も税務申告をしていなかったということです。
東京国税局はおととし11月までの2年間に売り上げに伴う消費税などおよそ2600万円を脱税したとして、会社と社長を消費税法違反などの疑いで千葉地方検察庁に告発しました。
関係者によりますと、渡邉社長は脱税で得た資金は会社の事業資金に回していたということです。
NHKの取材に対し、ニューオリンピッククラブは「担当者がいないのでコメントできない」としています。
-- NHK NEWS WEB