東日本大震災の発生から7年となるのを前に、東京・六本木にICカードをタッチすると復興への寄付ができるという岩手県の「三陸鉄道」の特別な改札などのコーナーが設けられました。
このコーナーは、IT大手のヤフーが復興を応援しようと、東京の六本木ヒルズに9日から3日間限定で設置します。
コーナーに設けられた特別な改札にICカードをタッチすると、三陸鉄道の復興に向けて100円の寄付が行われるということです。
また、コーナーには鉄道車両のミニチュア模型のほか、150インチの巨大スクリーンが設置され、車窓からの映像も流されています。
三陸鉄道は沿岸沿いにある駅や線路が津波で流されるなど、大きな被害を受けましたが、震災から5日後に運行を再開し、復興のシンボルとも言われています。
寄付した女性は「東北に親戚がいて応援したいと思い寄付しました。ICカードでの寄付は手軽で便利です」と話していました。
三陸鉄道・旅客サービス部の赤沼喜典営業課長は「線路はつながりましたがまだまだ復興の途中です。ぜひ現地にも遊びに来てほしい」と話していました。
ヤフーは震災発生から7年とな11日は、検索サイトで「3.11」という言葉を検索すると、被災地に10円が寄付できるという取り組みも行うということです。
-- NHK NEWS WEB