去年8月、岡山県倉敷市の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが折れて乗っていた男性がけがをした事故で、警察は点検を請け負った京都府のメンテナンス会社の役員と遊園地の運営会社の役員の合わせて2人を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。
去年8月、岡山県倉敷市の「鷲羽山ハイランド」でジェットコースターが走行中、鉄製の安全バーが折れて、乗っていた会社員の男性が背中などにけがをしました。
警察によりますと、バーが折れたのは雨水による腐食などが原因で、事故のおよそ1か月前に、京都府向日市のメンテナンス会社が定期点検を行った際、バーが腐食していることなどを見落とした疑いのあることがわかったということです。
警察は点検が不十分で、安全管理を怠ったことが事故につながったとして、メンテナンス会社の63歳の男性役員と、遊園地を運営する会社の43歳の男性役員を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。
警察によりますと、2人とも容疑を認めているということです。
-- NHK NEWS WEB