ことし1月、大阪・八尾市で将棋駒の展示施設から、およそ5000万円分の展示品が奪われたとされた事件について、警察は保険金をだまし取るための自作自演の強盗だったとして、オーナーなど4人を詐欺未遂の疑いで逮捕しました。いずれも容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、大阪・八尾市の将棋の駒の製造会社が運営する「将棋駒博物館二歩」のオーナー、嶋野等容疑者(58)など、合わせて4人です。
警察によりますと、4人はことし1月、博物館で何者かに将棋の駒を奪われたと自作自演の強盗を装い、盗難などの被害にあった際に支払われる損害保険金をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂の疑いが持たれています。
これまでの調べによりますと、奪われたと申告のあった500万円以上もする将棋の駒が、事件前にすでに売却されていたことがわかり、さらに防犯カメラの映像などから強盗の実行役として特定した男2人が、事件の前後に嶋野容疑者らと頻繁に携帯電話で連絡を取り合っていたこともわかったということです。警察は詳しいいきさつを調べています。
警察によりますと、4人とも容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB