東京オリンピックの代表選考会への出場権をかけた「名古屋ウィメンズマラソン」が行われ、マラソン初挑戦の22歳、関根花観選手が日本勢トップの3位に入り、代表選考会の出場権を獲得しました。
大会は、2年後の東京オリンピックの代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」の出場権をかけてナゴヤドームをスタートとフィニッシュに名古屋市内をめぐるコースで行われました。
午前9時10分にスタートしたレースでは、10キロすぎに期待を集めた国内の招待選手が先頭グループから次々に遅れ出しました。
こうした中、おととしのリオデジャネイロオリンピック女子1万メートル代表でマラソン初挑戦の関根選手は、一定のリズムを保って先頭グループでレースを続けました。
25キロでペースメーカーが外れると、海外の選手に離され1人でのレースとなりましたが、最後までみずからのペースを崩さず2時間23分7秒で日本勢トップの3位に入り、オリンピック代表選考会の出場権を獲得しました。
日本勢は、23歳の岩出玲亜選手が2時間26分28秒で4位、32歳の野上恵子選手が2時間26分33秒で5位に入り、それぞれタイムや順位の条件を満たして代表選考会の出場権を獲得しました。
代表選考会の出場権がかかった今年度の女子の国内レースはこれが最後で、合わせて6人が出場権を獲得しました。
エチオピアのメスケレム・アセファ選手が2時間21分45秒で優勝しました。
-- NHK NEWS WEB