ドイツの老舗カメラメーカー「ライカ」が100年近く前に製造した試作品のカメラがオーストリアで競売にかけられ、カメラとしては史上最高額となる3億円余りで落札されました。
落札されたのは「ライカ」が95年前の1923年に製造したもので、10日、オーストリアのウィーンで競売にかけられました。
競売は40万ユーロ、日本円でおよそ5000万円からスタートし、最終的にアジアの収集家によって240万ユーロ、日本円でおよそ3億1500万円で落札されました。
このカメラは「ライカ」がカメラの量販を始める2年前に試作品として製造した25台のうちの1台で、当時の状態のまま保存されているのは世界に3台しか残っていないということです。
カメラのこれまでの最高落札額は2012年に落札された同じメーカーのもので、216万ユーロ、日本円でおよそ2億8000万円の値がついていました。
-- NHK NEWS WEB