ネパールの首都、カトマンズの国際空港で12日午後、乗客乗員合わせて71人が乗ったバングラデシュの航空会社の旅客機が着陸に失敗して火災が起き、現在、消防などが救出活動を行っています。
ネパールの航空当局によりますと、現地時間の12日午後2時半ごろ(日本時間の午後6時ごろ)、首都カトマンズにある国際空港で乗客乗員合わせて71人が乗った旅客機が着陸に失敗して火災が起きたということです。
現在、消防などが乗客や乗員の救出に当たっていて、これまでに21人が救出され、病院に運ばれたということです。地元のメディアの映像では、壊れた機体から黒い煙と炎が上がっていて消防などが消火活動に当たっている様子が確認できます。また、別のメディアが撮影した映像では、草地の中で、旅客機の機体が大きく壊れているのがわかります。
機体の一部は黒く焦げ、周辺には消火剤がまかれたあとが残っていて、現場には救出活動に当たる大勢の消防隊員などが集まり、消防車と救急車のほか大型の重機も確認できます。
事故を起こしたのはバングラデシュの航空会社「USバングラ航空」の旅客機で、バングラデシュの首都ダッカを出発してカトマンズに到着したところだったということです。現地の日本大使館は乗客に日本人が含まれていないか確認を急いでいます。
-- NHK NEWS WEB