東海道・山陽新幹線の台車に破断寸前の亀裂が見つかった問題を受けて、JR東海とJR西日本が、ほかの台車を調べたところ、JR東海の子会社が製造した台車4台で、以前亀裂が見つかったところとほぼ同じ場所で数ミリの傷が見つかりました。両社では、4台の台車を交換して、傷が付いた原因を詳しく調べています。
去年12月東海道・山陽新幹線の台車の枠に破断寸前の亀裂が見つかった問題で、先月、製造元の川崎重工業などが鋼材の底の部分が本来の設計よりも薄く削られ、強度が不足していたことを明らかにしました。
これを受けてJR東海とJR西日本が、ほかの新幹線の台車を超音波検査で調べたところ、JR東海の子会社の「日本車輌製造」が作った台車4台で、以前亀裂が見つかったところとほぼ同じ場所で数ミリの傷が見つかりました。
両社では、川崎重工業の時のように鋼材の厚さを薄く削ることはなく、強度に問題はないとしています。
両社では、4台の台車を交換して、傷が付いた原因を詳しく調べるとともに、ほかの台車にも問題がないか調査を続けることにしています。
-- NHK NEWS WEB