ことしの春闘で、「トヨタ自動車」の労使交渉は、政府や経団連が数値目標として掲げる３％を上回る賃上げで事実上決着し、期間従業員向けの家族手当なども新たに盛り込むことになりました。
ことしの春闘でトヨタ自動車の労使交渉は、５年連続のベースアップを実施したうえで、定期昇給や手当を含んだ金額は、パートなども含めたすべての組合員で平均で月額１万１７００円の賃上げを行うことで事実上、決着しました。
これは、ことしの春闘で政府や経団連が掲げる３％の賃上げを上回っています。
今回、賃上げでは、期間従業員向けの家族手当や負担が大きい工場の夜勤への手当も新たに盛り込むほか、６０歳以上の再雇用者で現役並みの賃金水準で働ける人を増やすことにしています。
トヨタはこうした内容を１４日、組合側に正式に回答します。
ことしの春闘でトヨタは大卒の事務職や技術職といった正社員に限らず、従業員全体の賃上げを鮮明することで、企業全体の競争力を強化したい考えです。
-- NHK NEWS WEB
