アメリカのユナイテッド航空機で、手荷物として持ち込まれたペットの子犬が、客室乗務員の指示でかばんごと座席の上の棚に入れられて死ぬ事故があり、会社側は、飼い主である乗客に謝罪しましたが、生前の子犬の動画や写真などがインターネットで広まり、批判が高まっています。
アメリカ南部 テキサス州のヒューストンからニューヨークに向かったユナイテッド航空機で、12日、手荷物として持ち込まれたペットのブルドッグの子犬が、死ぬ事故がありました。
ユナイテッド航空は、手数料を支払えばペットを機内に持ち込んで座席の下に置けるサービスを提供していますが、客室乗務員は、かばんごと座席の上にある棚に入れるよう、飼い主である乗客に強く指示し、およそ3時間後に着陸した際、子犬はかばんの中で死んでいたということです。
これについて会社側は「ペットは決して棚に入れるべきではない。全面的に責任があることを認める」として、乗客に手数料を返金するとともに、謝罪しました。
客室乗務員は、かばんに子犬が入っているとは知らなかったと釈明しているということですが、インターネットでは、今回死んだ生後10か月の子犬の愛くるしい動画や写真などが広まり、ユナイテッド航空の対応に批判が高まっていて、アメリカ運輸省が調査を始めました。
ユナイテッド航空では、13日にも、中西部のカンザス州に向けて貨物として預けられたシェパードが誤って日本行きの便に乗せられるミスが起きています。
-- NHK NEWS WEB