森友学園に関する決裁文書を財務省が書き換えたことに対する市民団体の抗議活動は15日も国会議事堂前などで行われ、佐川前国税庁長官や安倍総理大臣夫人の昭恵氏などの証人喚問を求める声が相次ぎました。
財務省による決済文書の書き換え問題を受けた国会議事堂前での抗議活動は3日連続で15日も行われ、主催者の発表でおよそ3000人が集まりました。
参加者たちは「文書改ざん徹底糾弾」とか、「政治の私物化許さない」などとシュプレヒコールを上げながら、書き換えがどのような経緯で行われたのか、真相を早く明らかにするよう政府に訴えました。
埼玉県から参加した66歳の女性は「安倍総理大臣は『丁寧に説明する』といつも言っていますが、どこが丁寧なのかなと思って許せないです。官僚の一存で書き換えが行われたとは思えません。政府は国民にうそをつかず、ちゃんと説明してほしいです」と話していました。
また、千葉県から参加した52歳の会社員の男性は「財務省だけが悪かったで済ませていいとは思えません。佐川前長官だけではなく、昭恵夫人も証人喚問して何があったのか正直に話してほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB