JR西日本は、およそ2年間にわたる社員1万4000人余りの残業代のうち、20億円近くが未払いだったと発表しました。労働基準監督署の是正勧告を受けて発覚したということで、今月中に全額を支払うとしています。
これは16日に、JR西日本が会見を開いて明らかにしました。
それによりますと、去年3月に労働基準監督署の立ち入り調査が行われ、社員の労働時間が正しく管理されていないとして是正勧告を受けました。
このため、社員のパソコンの操作記録やメールの送信記録などを調査したところ、およそ8割に当たる1万4000人余りが勤務時間以外に仕事をしていたことがわかりました。その結果、未払いの残業代が去年3月までのおよそ2年間に、合わせておよそ19億9000万円に上ったということです。
-- NHK NEWS WEB