3年前、青森県黒石市の小学校の調理室でガス爆発が起きて、調理員の女性1人が死亡し、児童など7人が重軽傷を負った事故で、警察は煙が出るタイプの殺虫剤で駆除作業をしていた49歳の会社員が安全確認を怠ったとして、業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。
平成27年9月、青森県黒石市の六郷小学校の給食の調理室でガス爆発が起き、倒れた冷蔵庫の下敷きになった調理員の木立清子さん(55)が死亡し、児童4人を含む7人が重軽傷を負いました。
警察によりますと、これまでの調べで、爆発は調理室の床下を通る鉄製のガス管が腐食して漏れ出したガスに引火して起きたことがわかりました。
当時、調理室では、煙が出るタイプの殺虫剤を使って青森県五所川原市の49歳の男性会社員が害虫の駆除作業をしていましたが、警察の任意の調べに対し「ガスが漏れているとは気付かずに使用してしまった」と話したということです。
警察は、ガス漏れなど安全確認を怠ったとして、業務上過失致死傷の疑いで16日、男性社員の書類を検察庁に送りました。
-- NHK NEWS WEB