東京都民銀行に勤めていた33歳の男性行員が「投資信託の購入資金を預かる」などと言って2人の客から合わせて1800万円余りを着服していたことがわかり、15日付けで懲戒解雇されました。
東京・港区に本店がある地方銀行、東京都民銀行の発表によりますと、33歳の男性行員がおととし2月から去年12月にかけて、投資信託の購入資金や相続の準備資金を預かるなどと言って、2人の顧客から合わせて1800万円余りを着服していました。
先月、顧客から「行員の行動に不審な点がある」などと問い合わせが寄せられ銀行が調査したところ、行員が着服を認めたということで、15日付けで懲戒解雇されました。
銀行の調査によりますと、この行員は、会社の規定に反して外国の通貨を売買する「FX取引」を行い損失を出していたということで、着服した現金は損失の穴埋めに使ったと話しているということです。
東京都民銀行は「被害に遭われたお客様に心よりおわび申し上げます。再発防止に向けて内部管理態勢の一層の充実、強化に全力を挙げて取り組んでまいります」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB