国内のたばこ市場が縮小する中で、現在ロシアでシェア1位のJT=日本たばこ産業は、新たにロシア第4位のたばこ会社を日本円でおよそ1900億円で買収し、海外事業の一段の強化を図ることになりました。
発表によりますと、JTはことしの夏をめどにロシア第4位のたばこ会社「ドンスコイ・タバック」のすべての株式を取得することで合意したということです。
買収金額は、この会社の負債を含めて日本円でおよそ1900億円に上るということです。
ロシアは、中国、インドネシアに次ぐ世界3番目の規模のたばこ市場で、JTはこれまでに行った買収を通じてロシアではすでにシェア1位になっていますが、今回の買収でシェアは40%にまで拡大する見通しです。
日本国内でたばこ市場が縮小する中、JTは去年も2000億円以上を投じてインドネシアやフィリピンなどで事業を拡大していて、海外事業を一段と強化しています。
-- NHK NEWS WEB